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私は高校卒業後、静岡鉄道にバス整備士希望で入社しました。理由としては、叔父が静岡鉄道に在籍していたこと、もともと機械が好きで、工業系の仕事に就きたかったことと、加えて当時から体が大きかったので乗用車の整備士は難しいだろうと考え大型車に目を向けていたことから、この仕事を選びました。現在は、主に車両の管理をしています。日々行う整備の記録を取って、車両ごとに保管します。整備ピットは車両の病院みたいなもので、人間でいうカルテを作成しているような感じですね。他にも整備工場長として部下の教育、管理も行っています。
1日のスケジュール
Time Schedule
- 09:00
- 朝礼
部下に当日の作業指示、割り振りを指示します。
- 09:15
- 現場での整備業務・部下の教育
納期が迫っているところから優先的に確認。
臨時業務や、大変そうなところを手伝うこともありますが、極力部下に任せて経験を積めるよう、様子をみながら指導します。
- 12:00
- 昼休憩
事務所で部下とみんなでくつろげる、ほっとする瞬間です。
- 13:00
- 事務作業
前日の整備記録の確認や記録、運行状況の確認などを行います。
稼働状況や整備の状況を見て、今後の整備のスケジュールに役立てます。
- 15:00
- 部下の教育
事務所などで動画や、実際の部品を用いて講習を行うこともあります。部下が気になっていることや、部下に覚えて欲しいことを題材にします。
- 18:00
- 夕礼
部下たちから当日の報告などを受け、1日終了です。
さらなる改善のため、些細な情報も逃さない
係長の仕事として、物事をスムーズに進められるよう、管理面での工夫や改善を重要視しています。現在、会社として整備の基準がありますが、他にも活かせるものがないかと常にアンテナを張り、自分の予測から故障の早期対応ができたりすると嬉しくなりますね。また、実際にバスを使うのは運転士さんなので、運転士さんとは積極的にコミュニケーションをとり、どんな些細なことでも情報を得るようにしています。小さな変化から、故障の早期発見につながることもありますし、常に大切にしていることですね。
興味関心を持って、仕事は楽しく!
当社には多くの車種や、古いものから新しいものまであるので、幅広い整備の知識を身に着けられます。新しい車が入ってくるたびに整備の仕方も変わりますから、常に勉強が必要です。多くのことに興味関心が持てる人には最適な職場だと思いますね。私も係長として、後輩たちのモチベ―ションを上げたり、仕事を楽しいと思ってもらえるような環境づくりに注力しています。やはり興味関心を持つことが成長につながりますし、仕事は楽しんでやってほしいですから。社内には様々な職種の人がいますが、皆気さくな人ばかりです。仕事だけでなく、趣味やプライベートの話もしやすいので、色々な人と接し様々な価値観に触れて、人間としても成長してほしいですね。
小さい頃からの関心が仕事に活きている
小さい頃から、色々な機械の構造や、どういった仕組みで動いているのかがとても気になって、よく機械を分解していました。学生時代は家にある家電製品や、ラジコンなどを分解して組み直したりしていたので、今ではモノを見れば大体の構造は想像できます。今している仕事は、仕事として切り替えてはいますが、興味、趣味の一部としての側面もあります。ですので、どんな機械もプログラムも、管理システムも、さらには運転まで、すべてに興味があるので、毎日が勉強であり充実しています。そういった意味では、小さい頃からの関心が仕事に活きているんだな、と感じますね。