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渡辺 邦明
KUNIAKI WATANABE
1993年入社
運行企画部/輸送計画室 係長
しずてつとの出会い
しずてつとの出会い

私はとにかく車の運転が好きだったんです。小さい頃からトラックや船などの大きな乗り物も大好きでした。将来を考え始めた時は、災害派遣など人の役に立つ仕事をしたかったこともあり、高校卒業後、自衛隊に入りました。その後転職することになった際に、人の役に立ちたいという想いと、乗り物への興味から運転が好きになったこともあり、静岡鉄道のバス運転士を志望しました。現在は運転士を経て、輸送計画室で運行状況などのデータ分析やスマートバス停の管理などをしています。

1日のスケジュール
Time Schedule

09:00
出社

メール、スケジュールの確認を行います。

10:00
打ち合わせ(運行データの解析)

システムより抽出した運行データについて解析を行い、輸送計画室内で共有します。

12:00
昼休憩
13:00
運行計画書の作成

バスがその路線で走る時間や停留所、運行本数などをまとめ、運輸支局へ申請をするための資料作成を行います。

16:00
スマートバス停新設の協議

スマートバス停新設にあたり、他社の担当者と協議を行います。設置個所や仕様など、綿密に打ち合わせします。

18:00
退社

明日のスケジュールの確認をして、本日の業務は終了。

最善の運行ダイヤを常に模索し続ける

輸送計画室の大事な仕事として、「運行ダイヤの改定」があります。これまでの運行状況や利用状況の分析結果をもとに、「お客様が使いやすい」「運転士が走りやすい」「収益が向上する」という3つの観点から運行ダイヤを考えますが、3つ全てを満たすのは本当に難しいです。ちょうど良いバランスや優先すべき部分を見つけていくことがこの仕事の醍醐味ですね。また、改定後にお客様から「使いやすくなった」などのお声をいただくのが何より嬉しいことです。そのうえ収益が上がれば、なお嬉しいですけどね(笑)。

運転士の経験がダイヤ作成にも役立っている

運行ダイヤはお客様の利便性以外に、運転士の走りやすさにも結び付いています。運行状況をしっかりと把握できている運行ダイヤは定時性が安定し、運転士も時間通りに走りやすいため、ゆとりのある運転ができるのです。運転士がゆとりを持って気持ちよく走れるということは、「安全性」の向上にもつながります。安全で快適な走行を実現する運行ダイヤを作るうえで、これまでの運転士や運行助役の経験が活かせているなと感じますね。バスの運行を支える責任の重さを感じつつ、同時にやりがいを感じる日々です。

バスの運行は街づくりの一端を担っている

運転士から始まり、運行管理、運行ダイヤの作成など、交通事業の深い部分まで追求できるところが運輸基幹職の魅力です。特に輸送計画室で行う運行ダイヤの作成などは、街の交通の流れに直結するので、大きく言えば街づくりの一端を担うほどの仕事です。将来的にそういった仕事を担当するためには、まずは運転士として周りに信頼されることが必要です。ただ運転をするだけではなく、常に先のことを見据えながら、現状の仕事をきっちりこなすことができる、そんな方をお待ちしています。